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函館市PTA連合会 会長挨拶 (平成28年度定期総会にて)

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本日は、お忙しい中、函館市PTA連合会、定時総会にたくさんの方のご参集を頂き、誠にありがとうございます。 会員の皆様には、日頃より本会の運営及び事業推進に関しまして格別のご理解とご協力を頂き、厚くお礼申し上げます。

また、本日は 大変お忙しい中、ご来賓として、 函館市教育委員会より教育長  山本 真也様  学校教育部長 木村 雅彦 様のご臨席を賜りましたことに厚く御礼を申し上げます。

さて、函館市PTA連合会では「学びと行動で未来を拓くPTA」をスローガンに、学校・家庭・地域が連携した子どもたちの健全育成のため、この1年間、様々な活動をしてまいりました。それらの活動は、各学校のPTAや保護者、児童・生徒に直接かかわるものもありますが、しかし、活動の多くは、会員の皆様の目に触れる機会があまりないのも事実かも知れません。

本日の総会では、函館市PTA連合会の事業活動の報告や提案がなされる貴重な機会であります。普段はあまり意識することがないであろう市P連について、短い時間ではありますが、皆さんと一緒に考え、進むべき方向を共有できればと思います。

また、皆様方の中には、本日はじめて市P連の活動に直接参加される方もいらっしゃるかと思いますが、この総会を通じて、PTA活動の全体像を広く捉まえ、理解を深め、それぞれの学校のPTA活動につなげていただければと、そう願ってもおります。

私たちPTAの活動は、大きく二つに分けることができると思います。一つは各学校を単位とした、いわゆる単Pと呼ばれる活動です。これはわが子の通う学校を通じた、地域の子育て活動とも言われ、PTA活動の基本であり、原点であります。

もう一つは、保護者の声を教育行政に反映させる活動です。これは一個人や学校単位のPTAではなかなかできないことです。そこで、函館市の教育に関わることであれば函館市PTA連合会が、北海道の教育のことであれば北海道PTA連合会が、国の教育のことであれば日本PTA全国協議会が、皆さんを代表して声を届けています。

現在、国をはじめとした教育行政の中では、今後の教育改革について、多面的な議論が進められており、まさに、日本の教育の変革期が来たという感じがあります。子育て・教育という分野は、ややもすると、変化の激しい世間の動きから遅れをとりやすく、今現在の教育課題、子供達の問題に対応しきれないことが多々あろうかと思いますが、保護者や現場の先生方のそのような生の声を、PTAを通じて教育行政に少しで多く、少しでも早く届けたく、今後はより一層、教育委員会や教育関係者とのつながりを密にして行きたいと考えているところであります。

また、子育て・教育は、家庭と学校が中核であることはいうまでもありませんが、そこにもう一つ、地域の果たす役割が重要度を高めてきております。文科省も「地域とともにある学校づくり」の一層の推進を図るため、コミュニティスクールや地域学校協働活動と呼ばれる施策の推進に力を入れています。保護者だけではなく、地域に暮らす人々の力を積極的に取り入れた学校運営・学校支援は、子供たちにとってというだけでなく、地域にとっても大変意味のある取り組み課題であります。

今、時代は、“自分たちのコミュニティのことは自分たちが責任を持って決める”という方向に向かっておりますが、教育の現場も同じではないでしょうか。自分たちの子どもが受ける教育環境は、自分たちが責任もって決めて行く、そのために私たちは、PTAを自分たちの学びの場として活用し、見識を広め、学校や地域とともに、より良い教育環境づくりを推進することが大切かと思います。

また、地域の学校やPTAに係わることは、少し先の明るい未来、明るい社会づくりに貢献していることでもあります。皆さまも今の活動におおいに自信を持っていただき、子供達のため、地域のために、皆さまの貴重な時間と労力、そしてお知恵をお使いいただければと思います。

さて、これから学校再編もいよいよ本格化して参りますが、それにともない、私たち市P連の組織のあり方も見なおさなければならない時期となってまいりました。そこで平成27年度には組織検討委員会を立ち上げ、今後の市P連の組織体制の基本方針について議論してまいりました。後ほど議事の中でその経過を皆さまにご報告させていただきますが、今年度はこの件に関しまして、ぜひ各ブロック単位でご検討をしていただき、新体制を整備して行くに当たり、皆さまのご意見を反映してものにしたいと考えておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

以上、これからも、様々な教育課題に対し、私たちが積極的に学び、私たちの思いを教育の現場に反映できるよう、市P連としてしっかり活動して参りますので、皆様方のご理解とますますのご協力をよろしくお願い申し上げます。

最後に、本会開催にあたりご尽力いただきました、担当各位に感謝とお礼を申し上げ、私からのご挨拶といたします。

本日はよろしくお願いいたします。ありがとうございました。