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PTAの活動をもう一度見直すチャンスかも

 PTA会員の皆様におかれましては、日頃より函館市PTA連合会の活動にご理解ご協力を賜り感謝申し上げるとともに、各単位PTAでの積極的な活動に敬意を表します。

令和3年度、函館市PTA連合会の会長に任命されました、函館市立桔梗中学校でPTA会長を仰せつかっています干山 毅です。1年間よろしくお願いします。

昨年から続くコロナ禍において、多くのPTA活動が自粛や縮小、会議等が出来ないために計画すら立てられないといった声が多く聞かれ、今年もどうなるのか、先行きが不安に思われている方もいらっしゃると思います。しかし明るい材料も有ったように思います。それは昨年1年間、今まで通りのPTA活動が出来なかったのを機に活動の内容を見直そうといった動きが増えた事です。

「子どもたちの為に」の大義名分のもと、10年〜15年、それよりももっと以前に立てられた企画・計画を今もなお継続していると、現代の生活にマッチしないということが発生するのは当然でしょう。しかし継続しているものを「変える」ということは大変エネルギーを使う事ですし、先人たちが守ってきた伝統的なPTA活動を変えていくのは忍びないと頑張って継続されている単位PTAもあるかも知れませんし、今までの事を変えるのは面倒だ、と考える方がいてもおかしくありません。しかし活動の制限がある中で、じっくりと「うちの学校のPTAはこのままの活動でいいのだろうか」と考える時間ができたのではないでしょうか?

「PTAの目的は何ですか?」と聞かれることがあります。皆さんもあるのではないでしょうか?その時皆さんは何と答えますか?委員会の事業をやる為・バザーの運営・広報誌を作る等はPTAの目的では無いのです。手法なのです。

北海道PTA連合会はPTAの目的として以下のように綴っています。

「子どもの成長に即し、正しく導くために必要な、子どもの理解や指導のための知識、あるいは技術などを学習し実践して、よい親、よい先生になり、地域ぐるみで子どもの健やかな成長にとって望ましい活動を進める」

何だか難しい言葉ですが、要は子どもの健やかな成長と子どもを理解するために親も先生も学びみんなで一緒に育てていこうよということだと思います。私の解釈するPTAの目的も近いものがありますが、子どもたちの安心・安全、楽しい学校生活を下支えするという考えが含まれます。それぞれの考え方があるようにPTAの目的も単位PTAでしっかり話し合い、独自の目的や手法をとってもいいのではないかと思います。

私の所属する桔梗中学校PTAも今年度大きく変わりました。詳しくは広報誌の記事で紹介していますのでここでは書きませんが、結構大胆な改革をしたと思っています。今、いろんな所でPTA不要論だとかPTA=悪だ、等々ネガティブな意見や考えを多く耳にします。また逆の場合も然りでPTAを楽しんでいるところもあります。大変な労力が必要となると思いますが、どうでしょうか皆さん、ここは思い切って変えていこうと思いませんか?もちろん不満のない単Pやうまくいっているところは無理に変える必要はないです。

結びに、今年度息子が中学校3年生になり、私もPTAラストイヤーとなりました。市P連会長5年目も頑張らせていただきますのでよろしくお願いします。