平成23年度会長

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PTA会員の皆様には、日頃よりPTA活動にご尽力されていますことに、改めて感謝と敬意を表したいと思います。
一昨年、昨年度に引き続き、函館市PTA連合会の会長・北海道PTA連合会の副会長を務めさせていただくことになりました。改めて1年間よろしくお願い申し上げます。
さて、皆様もご承知の通り 3月11日、予想もつかなかった東日本大震災が発生し、多くの方々が亡くなり、また多くの子どもたちも犠牲になりました。そして、いまだ不自由な避難所生活をしている方々もいます。
私達は生きていること、家族が一緒にいること、子どもたちの笑顔を見たり、笑い声を聞くことなど普段のなにげない生活が、本当は一番幸せなことなのだと痛感しています。
そして、今一瞬一瞬を大切に生きていくこと子供たちの命を丁寧に育んでいくことが大切なのだと思います。
一方、価値観の多様化、益々加速を続ける高度情報化の中、子どもたちを取り巻く環境はより複雑化し、また大人たちの子どもたちに関わる「家庭力」「教育力」「地域力」等が低下しているとも言われています。
さらに、青少年を巻き込む事件・事故、犯罪の低年齢化や子どもたちへの虐待やいじめも大きな社会問題になっています。
そんな中、教育の現場においては「ゆとり教育」から「確かな学力」への転換が進められ、新学習指導要領も小学校で平成23年度、中学校では平成24年度に実施されますが、それに伴い、家庭・学校・地域社会においても、その特性を生かした教育が求められています。
PTAの最大の目的である、子どもたちの健全育成と、時代を乗り切る「生きる力」を育むため、今一度PTAの意義を認識し積極的な活動を通して子どもたちの成長を支援していく必要があるのではないでしょうか。
それには、我々保護者も様々な事を学び、的確な行動をしなくてはなりません。その結果、大人たちが変り、子どもたちも変り、その未来も変わっていくのだと思います。
今年度の活動方針として、PTA活動の活性化のための研修と調査活動の実施。また、子どもたちの健全育成のため、学校・地域と連携し、環境の整備、浄化。さらには家庭での教育環境の向上などに努めることを掲げています。それらを達成するべく諸事業に取り組んで参りたいと考えています。
今後の事業として9月には第47回市P連研究大会、青函PTA交流会、11月には母親研修会が行われます。また、市P連交流ソフトバレー大会も10月に実施されます。、
この函館市PTA連合会、そして各単位PTAが、「子どもたちの豊かな未来のため、函館の輝く未来のため、常に成長を続けていくPTA。」そういう組織でありたいと思っています。今後とも、函館市PTA連合会へのご理解とご協力をお願い申し上げます。