函館市ＰＴＡ連合会結成４０周年記念として、第５０回函館市ＰＴＡ連合会研究大会が、平成２７年９月５日（土）１２時３０分から北海道教育大学函館校を会場に行われました。

“学びと行動で未来を拓くＰＴＡ～子育て力を高める～”を大会主題に、「家庭で　学校で　地域で　共に育つために　　～共有　共学　共育～」を研究主題に掲げました。

全体会として開会式の後、生重幸恵（いくしげゆきえ）氏から「変動するこれからの教育～ＰＴＡとして出来ることを考えよう～」をテーマにご講演いただきました。

ご講演では、子どもたちを取り巻く現状について話され、子どもを育てるには、先ず家族の中で基盤を作ることが大切で、その上で地域社会が“安心・信頼・支え合いのネットワークとなり、地域教育の基礎として形成することで、学校教育を支援する取り組みができる。地域社会としていろんな人が関わることで、家族以外に評価され、それが喜びになり、自律（自立）する子どもたちの育成につながる、と自らの体験談を交えて熱弁をふるわれました。

生重幸恵氏のプロフィール

札幌市生まれ。ＰＴＡ会長から学校を支援する活動を積極的に行い、その経験により、他校ＰＴＡ会長経験者とともに２００２年７月にスクール・アドバイス・ネットワークを設立。経済産業省キャリア教育コーディネーター育成事業に加わり、２０１１年一般社団法人キャリア教育コーディネーター協議会代表理事に就任。２００９年に文部科学省・中央教育審議会委員に就任し現在に至る。