令和4年度 第44回子育て研修会(兼 家庭教育支援研究協議会)

令和2年度は中止せざるを得ず、令和3年度は動画配信という形で行いましたが、今回は広い会場を確保し、換気や人数制限などの感染対策を行いながら、11月11日(金)亀田交流プラザにて開催いたしました。

「子育て研修会」は、毎年、市P連の子育て委員が企画と運営を行っています。子育て委員については「組織と役割」をご覧ください。

PTA活動や学校行事が減り、親同士のコミュニケーションがとりにくくなったとの声から、今回はアサーティブ・コミュニケーションを学ぶことになりました。

アサーティブ・コミュニケーションって何でしょう。

お互いを尊重しながら適切な方法で自己表現を行い、意見を交わすコミュニケーションです.
それぞれコミュニケーションの取り方にはクセがあるようです。自分では気付かないクセに気付き、意識的なコミュニケーションをとっていくことが大切だそうです。

では、アサーティブ・コミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう?


MIW工房(ミュウ工房)/コミュニケーション・ナビゲーターの姉帯美和子(あねたいみわこ)先生

そんなアサーティブ・コミュニケーションを学ぶためにお招きしたのは、MIW工房(ミュウ工房)/コミュニケーション・ナビゲーターの姉帯美和子(あねたいみわこ)先生です。

参加者には、まず、自分が呼ばれたい愛称を名札に書いてもらいました。そして席はくじを引いてもらい、当たった番号に着席してもらいました。これらは、
姉帯先生からお願いされた 「はじめまして」の人同士が出会えるようにするための工夫でした。

先生から大事なポイントについて説明があった後、隣り合った参加者同士で話し合うアサーティブ・コミュニケーションの実践を行いました。

はじめましての方同士だったはずなのに、いつの間にかあちらこちらで和やかな会話が交わされていました。

先生も「あねP」と呼ばれ、参加者との距離もぐっと近くなっていきました。

姉帯先生から提供していただいた資料の一部をご紹介します。ぜひご覧ください! ↓

資料その1

コミュニケーションの取り方については、性格からのものだと思っていましたが、「クセ」だそうです。みなさんは自分のクセに気付いていますか?

資料その2

この「大切にしたい5つのポイント」について、ご自身のコミュニケーションの取り方はどうなのか振り返ってみてください。

先生は、相手の価値観やこだわりが自分と違っても、否定ではなく理解しようとすることが、相互理解や信頼感へつながることを教えてくださいました。家族同士のように気心が知れた間柄ほど、「相手を尊重して話を聴く」ことを意識しなければと感じました。

「大切にしたい5つのポイント」を参考に、アサーティブ・コミュニケーションを実践していきましょう。

体験しながら学ぶという形式での研修は、子育て研修会では初めての試みでした。今回も北海道教育委員会渡島教育局と共催させていただき、姉帯先生を講師としてお招きし、このような有意義な研修会を開催することができました。

コロナの影響で従来のようなグループ討議形式の研修会はまだまだ難しいですが、少しでも誰かと学びを共有したくなるような、実践したくなるような場になるよう工夫を重ねたいと思います。