R6年度 子育て研修会グループ討議のまとめ

今年度の子育て研修会では、講演とグループ討議を行いました。研修会全体については「R6年度子育て研修会」でお知らせしています。

R6年度 子育て研修会 グループ討議のまとめ

〇 大人の発達障害への対応

・大人になってから気付き就職や職場で困っている。→周りが知り、サポート(言葉かけ・仕事内容の可視化など)理解が必要。

〇 講演に関わって

・今回の内容に準じる詳細を知る機会が少ない。

・興味のある人だけでなく、もっとたくさんの人が聞く機会があれば良い。

・視覚支援が重要(目で見て安心しながらコミュニケーションが取れる。確実に伝わる手段。)

・施設などは一人一人に合わせて支援してくれていた。

・過去の経験に合わせて色々確認できた。

〇 学校との関わり

・学校、先生との意見の食い違いがあるときは、コミュニケーションが大切。

・学級の人数と先生に課題があるのでは?

・学校とのコミュニケーション方法に困る。出欠以外の相談など。

・子どもの苦手なことを先生や周りにきちんと伝えて、サポートをお願いする。

〇 相談について

・相談する窓口を知る術がない。→ 特性に応じた支援を早くから受けられるように、どの機関にどう相談したらよいかの情報収集が必要。

・園に行くと横のつながりで相談し合える。(ママ友)

・健診などで医師が関係機関につないでくれることもあった。

・情報を得る機会が函館は少なく感じる。

・グレーゾーンの場合の支援・相談窓口がわからない。→ 将来が不安。この先の展望を訊きたい。話したい。

・病院への受診の目安は本人が困るかどうか。病院とのつながりは持っておいた方がよい。

・施設も合う、合わないがある。

・学校でトラブル。けんかになり、先生から検査を勧められた(グレーゾーン)。どこに相談? → 市役所の保健福祉課や地域の保健師さん、学校の養護教諭などに相談しては?

〇 兄弟姉妹間のコミュニケーション

・気質や価値観の違いを認めたり知ったりすることが、本人の生きやすさになる。得意が増える。

・みんな違う、人それぞれ違っている。よくその子のことを見て、知ることで関わりが変わり良さが引き出せる。

〇 父親との関わりと理解

・父親は、母親より関わる時間が少ないのでわからないことが多いが理解が大切。家族の一員として手助けしてくれることが大切だと感じる。

・父親に対しても一緒に子育てできるように時間をかけて伝えていくことで、育児に協力的になる。

〇 生活の困りごと

・一緒に買い物をするのが大変。

・ネットを利用だけでなく、自分で行けるようになった。(排除するのではなく努力)

・毎朝起こすのが大変。言葉の理解度がわからない。平日起きられないが、休日は起きられるのでそのモチベーションをどう持っていくか。

・ルーティンに困っている。こだわりに困る。いろんな工夫をしているが大変。

・視える物へのこだわりがある子。小学校は通常級だったが問題が起きて中学校は支援級、今は施設。初めの支援を受けるタイミングが大切。

・トイレのこだわり。最初は自宅以外のトイレ使えなかったが、成長とともに少しずつ。

〇一緒に考えてくれる人が大切。共感してもらえるだけでも安心した。

〇どこまで許容範囲にしたらいいか。子どもが物事を自分でできるようにする(任せる)ために離れるタイミングを考えている。

〇 特別支援校ではない高校や、大学に進学したいがサポートはあるのか? 義務教育の間だけ?

・高校、大学などのほとんどの学校ではサポートはしていない様。

〇情報について

・おしゃべりサロン(自閉症協会道南分会)の情報をもらえた。

・メンタルクリニックやこどもクリニック、放課後デイサービスなどの情報をもらえた。

〇 地方は(障がいへの)理解度が低い。

・世代のギャップがある。(「いずれ治るから」などと声がけされる。)